少しでもビンテージアイテムの良さを知ってもらえると嬉しいですね。
紹介内容はこんな感じです。
ちいき新聞web編集Sさんありがとうございます。
上5階建て、延べ床面積約4,600㎡の大規模な家具専門店として1963年にオープンした「モダンインテリアカーサ」(千葉県柏市)。
2018年3月7日に「モダンビンテージ インテリアカーサ」としてリニューアルし、1階と2階の約1,200㎡がビンテージ家具専門フロアに生まれ変わりました。
これはビンテージ家具専門としては首都圏最大級の規模となります!
首都圏最大級の
ビンテージ家具専門店
でも、そもそもビンテージ家具の魅力って?
そんな疑問に答えてくれるのは、モダンビンテージ インテリアカーサ副店長でビンテージ家具担当の矢須敬浩さんです。
こちらでビンテージ家具の取り扱いを開始したのは約8年前。
「私が担当する以前は、オーナー自ら海外へ出掛けて、家具の買い付けを行っていました。
デンマークを訪れた際、現地の担当者に勧められたビンテージ家具のすばらしさに魅了され、取り扱いをスタートしたと聞いています」
現在、モダンビンテージ インテリアカーサで扱うビンテージ家具は約1,500点。
特にミッドセンチュリー時代(1940~1960年)の北欧、イギリス、フランスの品が豊富にそろっています。
「デンマークは、ハンス・J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセンをはじめ、フィン・ユール、ポール・ヘニングセン、ポール・ケアホルムといった数々の著名な家具デザイナーを排出しており、北欧の中でも家具作りが盛んな国。
そんなデンマーク生まれのデザイナーがイギリスやアメリカなどに移住後、各国で活躍し、さまざまな作品が生み出されたんですよ」(矢須さん)
まずは1つビンテージ家具を
店内2Fのビンテージフロアでは、世に言う「名作」家具も取り扱っています。
例えば…
ポール・ケアホルムの「PKO」
世界でわずか600台しかない希少な品なのだそうです!
ハンス・J・ウェグナーの「ザ・チェア」
フィン・ユールの「NV45」
デンマークの家具はすっきりしたデザインが多く、流動的な曲線が特徴。
雑貨やファブリックなどの「北欧ブーム」により、日本でも人気が高く遠方からお目当ての品を買いにくるビンテージファンも多いのだとか。
確かに素敵だけど、わが家のインテリアになじむかちょっと心配。やはりすべてをビンテージ家具にしないとバランスが悪いのでは…。
矢須さんどうですか?
「自宅の家具をすべてビンテージにするのはなかなか難しいですよね。
今お使いの家具との相性を気にされる方も多いのですが、実際置いてみると日本の家でも不思議とすっとなじむんですよ。
なのでまずは、イスやキャビネットなど小さめのものから取り入れてみるのはどうでしょうか?」
上記はマンションの一室をイメージしたコーディネート。
3つの照明とダイニングのイス4脚、ソファ近くのコーヒーテーブル、1人がけソファがビンテージ家具なんだそうです。
矢須さんのおっしゃる通り、新品の家具にマッチしますね!
大きな家具だと存在感がある分、おうちに迎え入れるのに勇気がいりますが、小型の家具ならインテリアのアクセントとしても取り入れやすかもしれません。
子どもとビンテージ家具
デンマークなどの北欧諸国をはじめとする欧米では家具は親から子へ、子から孫へと代々受け継ぐものという考え方が主流です。
そんな文化的背景もあり、丈夫で流行り廃りを感じにくいデザインのものが多数。
そうはいっても小さな子どもがいると高価な家具を買うのに抵抗があったり、耐久面を心配したりするママも多いはず。
モダンビンテージ インテリアカーサでは、専任の職人さんが購入した商品の強度や安全性チェック(補償)とキズの補修を行ってくれるんです。
小さい子どもがなめても比較的安心なように、テーブルの天板などに使われている塗料も自然由来のものに塗装し直してくれるそう。
これは安心ですね!
「補修内容は、お客さまと相談して決めていきます。
例えばキズを残してビンテージの雰囲気を生かすこともできますし、ある程度までキレイに仕上げることもできますよ」(矢須さん)
左がメンテナンス前、右がメンテナンス後。
写真のように新品同様に仕上げることも可能です。
でも、購入後に万が一、子どもが落書きしたりキズ付けちゃったりしたら…。
「購入された方には、ご自身でのメンテナンス方法もお教えしています!
メンテナンスというと難しそうに聞こえますが、ヤスリを使ってキズや落書きを消して、仕上げに専用のオイルを塗るだけ。
キズなどがなくてもオイルの塗布は定期的に行ったほうが長持ちします。そうやってメンテナンスしながら使っていくと愛着も湧いてくるんです」
メンテナンスも慣れてしまえば簡単だと矢須さん。
子どもと一緒に行えば物の大切さを考えさせるきっかけになるかもしれませんね。
そして、小さい頃から「本物」に触れさせることで情緒面へもよい影響がありそうです。
大切に使い続けた家具を、やがて自分の子どもに受け継ぐのも素敵です。
また、もし不要になったら専門店などを通じて別の人の手に渡すという方法も。
飽きたり壊れたりしたら廃棄するという一般的な家具とは違い、さまざまな人の手に渡って世代を超えて使われるのがビンテージ家具の特徴なのだと矢須さんはお話してくれました。
読者を代表して
ラボママがレポート
ラボママ(※)の深沢友香ママにモダンビンテージ インテリアカーサをレポしてもらいました。
インテリアコーディネーター&整理収納アドバイザーの資格をお持ちの1児のママです。
「仕事柄、インテリアショップはよく行きますが、まだビンテージ家具は持っていません。
今日は実物を見られるので楽しみです」と友香ママ。
(※)ラボママとは…ちいき新聞の読者コミュニティー「ちいきラボ」で活躍するママのことです。
1階ではビンテージ家具と相性のよい食器やミニ植物、インテリア雑貨などを販売しています。
センスのよい品ばかりで目移りしてしまいそう!
友香ママもお気に入りのアイテムをじっくりチェック。
カフェでは名作チェアのすわり心地を体感しながら、コーヒーが楽しめます。
カフェにはアトリエも併設していて、職人さんによるリペアの最終工程を見学できることもあるそう。
2階はデンマークのほか、イギリスやフランスのビンテージ&アンティーク家具が並びます。
イギリス製は、突板を使用したり脚付きだったり、北欧の影響を色濃く受けており、デザインも北欧家具と大きな違いはないそう。
一方でフランス製は無垢材を使った素朴な家具の他、インダストリアルデザインと呼ばれる工業的で無骨な雰囲気の家具もポピュラーです。
気になったのがこちらのテーブル!
北欧諸国のライフスタイルなのか、デンマーク製のビンテージテーブルの9割がエクステンション(伸縮)タイプ。
家族での食事ではコンパクトに、週末に友人や親戚を呼んでホームパーティするときは広げて…と臨機応変に使い分けられます。
狭い日本のお部屋にもこれはピッタリ!
力を使わずに女性1人でも簡単に伸縮できるのもポイントです。
デザイン面だけでなく使い勝手の良さも北欧家具の魅力ですね。
こちらのテーブルはデンマークのもの。
イスはイギリスのビンテージ品を組み合わせています。
北欧の家具は北欧同士で合わせないと…なんていうルールはなく、国境が関係ないのもビンテージのいいところ。
和風の家具はもちろん、写真のように他国のもの同士を組み合わせるのもオススメなんだそう。
同じ国、同じ木の色でなくてもビンテージ同士だと違和感ありません。
「ダイニングチェアを家族全員で同じデザインにするのではなく、おのおのが好きなイスを選ぶのもいいですよ!」(矢須さん)
そして今回は普段入ることのできない、職人さんの作業場所を見学させてもらいました!
モダンビンテージ インテリアカーサの家具メンテナンス担当の井上和人さん。
井上さんはこの道15年以上のベテランでイギリスのビンテージのリペアが得意とのこと。
現在はカーサを含む3店舗で家具の修繕などをしています。
売約済みのテーブルのメンテナンス中。最終仕上げでヤスリをかけているところです!
「今回はご購入者さまの希望でなるべくキレイに仕上げています。
逆にビンテージの経年劣化を残したいという希望にもご対応しますよ」と井上さん。
メンテナンスに関する希望は、基本的には売り場のスタッフと相談する形ですが、難しい内容の場合は直接井上さんがお客さんとやりとりすることもあるそう。
最後に自宅でのメンテナンスについてワンポイントアドバイスも♪
「数カ月もしくは年に1回程度、オイルを塗れば大丈夫です。
あとはたまに拭き掃除を。意外とイスをちゃんと拭く人って少ないんですよ」とのことでした。
見学を終えた友香ママ。
「インテリアコーディネーターの資格試験に出た名作チェアの実物が見られて感動しました。
ビンテージ家具は実際に見てみないと分からない良さがありますね。
確かに量産品と比べると高額ですが、親から子へと受け継いで使っていくことを考えると高い買い物ではないのかも!」と話してくれました。
モダンビンテージ
インテリアカーサならではの
うれしいポイント!
・ビンテージ家具の価格
こちらで販売しているビンテージ家具の価格は、リーズナブルに設定されています。
これは、在庫を保管する倉庫やリペアアトリエが店舗内にある上、自社ビルなので余計な経費がかからないため。
商品そのものの価格で勝負できるので、お客さまの納得のいくお値段で提供できるのだそうです。
イス 1万9,800円~
チェスト 5万9,800円~
テーブル 9万8,000円~
・販売も補修も同じ建物内で完結!
前述の通り、補修を行うアトリエが同じ建物にあるため余計な時間やコストがかかりません。
もちろん、補修などは基本的に家具の代金に含まれています。
首都圏ではこのように倉庫・アトリエ・店舗が一体になっているお店はあまりないそうですよ!
・自社配送エリア(千葉県・埼玉県・茨城県・東京23区)への送料無料!
大きな家具を購入すると予想外の出費となるのが送料。
ところが、こちらでは上記自社配送エリア内ではどの家具も送料が掛かりません。
さらに、お部屋の中への設置はサービス、古い家具の引き取りにも対応してくれるとのこと。
ビンテージ家具の品揃えが豊富なだけでなく、きめ細かなフォローがうれしいですね!
「一部の愛好家を除いて日本ではどうしても、『ビンテージ=中古』のイメージが強いですが、ビンテージ家具には新品にはない良さや味がたくさんあります。
お店で実際に見て、触れてもらって、ビンテージ家具の魅力を知ってもらえたらうれしいです!」と矢須さん。
長く愛用されてきた歴史と経年による色の変化によって、同じものは2つとないビンテージ家具。
まずは何か1つ手に入れて大切に使ってみませんか?
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