interior CASA -- vintage official BLOG --

家具や建築デザイナー・職人技が輝いた時代、1940~1970年代を中心とした北欧ビンテージ・フレンチビンテージを紹介。タイムレスデザインを空間の1つに提案します

今回、デンマークコンテナで入荷したアイテムのなかに『オーレ・ヴァンシャー/Ole Wanscher』が1962年にデザインした『SENATOR』イージーチェアが2台入荷。


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1台は FRANCE&SON 社(写真左)
1台は CADO 社(写真右)

CADO社はFrance&sonの後継の会社となります。


では実際どう違うかという視点で比べてみたい。

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比べてみてわかるのは、印象の違いです。全体的に大きく見えるのがCADO。
やはりFrance&Sonの方が線が細く見た目としてはキレイという印象を受けます。

ハッキリわかるのは肘のライン。

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France&Son(写真左)がやはり洗練されたラインですね。

こちらは座った状態から立つ際に肘一番付加がかかるため、強度を上げたものと考えられますが、体格差の違いからの観点と言えます。


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簡単な見分け方としては後ろ姿です。
クッションを支える木部が1本(France&Son)、2本(CADO)となります。
クッションのズレを防止するために2本にしたと考えられます。

バネの構造や肘以外の木部の厚みなどの違いは見受けられません。


なぜここまで仕様を変えたのか。

デザイナーの多くは家具を作るときにデザインと構造を確認しながらギリギリのディテールで作ります。製品化してから、考え付かない問題が生じることでメーカーは改良を重ねて『より安全』の形に変えていきます。

一番有名なお話としては、フィンユールとニース・ヴォッダーのデザイナーとマイスターの最高傑作『NV45』であろう。


どちらが良いか買い物か?
こちらは個人差としかお話ができませんが、

オーレヴァンシャーの作風や背景を元に製造されたFrance&Sonのオリジナルソファ。
出会える可能性も少なくビンテージ家具としての価値は非常に高い。

CADO社は、強度が強くビンテージ家具としても、現在は見つけやすいかもしれません。
丈夫だから良い状態のものが多く残っています。


インテリアカーサ柏店ではこちらの2台の座り比べが今でしたらできますので是非、オーレヴァンシャーの作風を感じてみてはいかがでしょうか。


文:矢須



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